除湿器を”半自動化”した話|SwitchBot ボットで湿度55%自動ON【切るのは人間でいい理由】
妻と娘の寝室に除湿器を置いています。
子どもの転落防止のため、ベッドにはフェンスを取り付けています。
これがあると出入りに一手間かかります。
夜中に「なんか湿度高いな」と気づいても、フェンスを下ろして、ベッドから出て、除湿器のボタンを押して、またフェンスを戻して……。
たったそれだけのことが、眠い夜には本当に面倒でした。
SwitchBot ボットを導入して、湿度55%を超えたら自動でONになる仕組みを作りました。
完全自動化ではなく、意図的に”半自動化”にした理由も含めて、設定から運用まで正直に書きます。
なぜ除湿器はスマートホーム化が難しいのか

エアコンはSwitchBot ハブミニで赤外線リモコン制御ができます。
スマート電球はアプリや音声で操作できます。では除湿器は?
うちの除湿器にはリモコンがありません。本体の物理ボタンのみです。
これがスマートホーム化を難しくしている原因です。
スマートプラグでは解決しなかった
最初にスマートプラグで試みました。プラグのON/OFFで除湿器を制御できれば、ボットは不要です。
結果:使えませんでした。
スマートプラグでOFFにすると、除湿器への電源供給そのものが止まります。
その状態から再度プラグをONにしても、除湿器は動き出しません。
電源が復帰しても、本体のボタンを押さないと起動しない仕様だからです。
これは実機で確認済みです。除湿器の機種によっては対応できる場合もありますが、少なくともうちの機種では使えませんでした。購入前に確認することをおすすめします。
物理ボタンを自動で押す以外に方法がない
リモコンなし・スマートプラグ不可という状況で残る選択肢は一つです。物理ボタンを機械的に押すしかない。それができるのがSwitchBot ボットです。
SwitchBot ボットとは

SwitchBot ボットは、物理的にボタンを押すためだけに存在するデバイスです。
本体から小さなアームが出て、設置した先にあるボタンを押す。
構造はシンプルで、それ以上でも以下でもありません。
賃貸でも問題なく使えます。
家電や壁のスイッチに3M両面テープで貼り付けるだけなので、工事は一切不要です。
退去時にテープを剥がせば原状回復できます。
台座について
ボットには台座が付属しています。今回の設置では使いませんでした。
除湿器の上面に直接貼り付けられたからです。
ただ、台座が役立つケースはあります。
スイッチのフレームが細くてボット本体が安定しない場所や、貼り付け面が小さすぎる場合です。細かい高さ調整は別途両面テープで対応できます。
台座は最初から使うものではなく、必要になったら使うものだと思っておくといいです。
設置の実際

貼る前に必ずやること
ボットを貼り付ける前に、手で本体を押し当てながら動作確認をしてください。
アームが出る距離と、実際のボタンまでの距離が合っているかを確認します。
ボタンの深さや硬さは家電によって全然違います。
貼り付けてからアームが届かないとわかると、剥がして貼り直すことになります。
設置前の押し当て確認は必須です。30秒でできますし、この一手間で失敗がなくなります。
実際の設置
除湿器の電源ボタンの上にボットを貼り付けました。
ボタンがしっかり押されることを確認して完了です。
設定自体は拍子抜けするほど簡単でした。
アプリの指示に従って進めるだけで、詰まる場面が一度もありませんでした。
スマートホーム初心者でも問題なくできると思います。
インジケーターが隠れる問題
ボットの本体サイズは思ったより大きめです。
電源ボタンの近くに動作インジケーター(ランプ)がある場合、ボット本体で隠れてしまうことがあります。
うちの除湿器は電源ランプがボットのすぐ横にあり、ギリギリ見えています。
ただしこれは機種依存です。購入前に、自分の除湿器のボタン周辺の配置を確認しておくことをおすすめします。
自動化の設定
設定の中身
温湿度管理パネルのセンサーをトリガーに、以下のオートメーションを設定しました。
湿度55%以上 → ボット作動(除湿器ON)
この一つだけです。シンプルですが、これで「湿度が上がっているのに除湿器をつけたいけど、動けない」という状況はなくなりました。
あえてOFFの自動化は入れていない
湿度が下がったら自動でOFFにする設定は、意図的に入れていません。
理由はボットの構造的な制約にあります。ボットは物理的にボタンを押すだけなので、除湿器が今ONなのかOFFなのかを把握できません。
たとえば「湿度40%を下回ったらボット作動」という設定を入れたとします。除湿器がONの状態でこれが発動すれば正しくOFFになります。でも、すでにOFFの状態で発動したら? 電源ボタンを押してしまい、逆にONになります。
状態を検知できないデバイスに、状態を前提とした自動化を任せるのは危険です。
これが「自動OFFを入れない」理由です。
半自動化という落とし所
結果として、うちの運用は「つけるのは自動・切るのは人間」に落ち着いています。
動かなくても作動できるようになり、切り忘れについては、目視で湿度を確認して判断します。次のセクションで説明しますが、温湿度管理パネルのボタンにOFF動作を割り当てることで、手元でワンタッチで切れる環境を作っています。
完全自動化ではありませんが、一番面倒だった「つけにいく」が解消されただけで、体感は大きく変わりました。
家族で使うための工夫
温湿度管理パネルのボタン問題
温湿度管理パネルにはONボタンとOFFボタンがあり、それぞれに任意の動作を割り当てられます。そこで「OFFボタン → 除湿器のスイッチを押す(=除湿器をOFF)」を設定しました。
ここで一つ問題に気づきました。
ONボタンを見ると、人は反射的に「押したら何かがつく」と思います。OFFボタンを見ると「押したら何かが消える」と思います。これはほぼ無意識の反応です。
でも実際には、OFFボタンに割り当てているのは「除湿器のスイッチを押す」という動作であって、除湿器がONのときは消えますが、OFFのときは逆についてしまいます。ボタンのラベルが示す動作と、実際に起きる結果が一致しない場面が生まれます。
これはスマートホームあるあるの問題だと思いますが、特にアプリに慣れていない家族が使うとき、混乱の原因になります。
解決策として、物理的なシールをボタンに貼って上書きすることにしました。地味な工夫ですが、スマートホームを家族全員が使えるようにするには、こういった配慮が意外と効いてきます。
妻との運用調整中
OFFボタンの使い方については、妻と相談中です。現状は「湿度が下がってきたと思ったらパネルのボタンで切る」という運用を試しています。
「自動で切れないの?」と聞かれたので、ボットが状態を検知できない理由を説明しました。「じゃあしょうがないね」で納得してもらっています。完璧を求めるより、今の仕組みをどう運用するかを家族で決める方が現実的です。
買う前に知っておきたいこと
電池式と充電式、どちらを選ぶか
購入したのは電池式でしたが、実は充電タイプも出始めています。
電池式は設置場所の自由度が高い反面、電池交換が必要です。充電タイプはケーブルが必要になりますが、ランニングコストは下がります。家電に貼り付ける用途の場合、充電ケーブルを取り回せる場所かどうかが選択のポイントになります。
今から買う方は充電タイプも候補に入れて比較することをおすすめします。
公式サイトでは頻繁にキャンペーンを実施しており、メルマガ登録でクーポンコード配布などお得に購入するチャンスが豊富です。
価格比較のために、Amazonと両方見ておくことをおススメします。
公式サイトで見る:SwitchBot ボット(電池式)まとめ
SwitchBot ボットで除湿器を半自動化した結果、日常の小さなストレスが一つ減りました。
- 設置は簡単。貼る前の押し当て確認だけ忘れずに
- スマートプラグでは解決しなかった問題が、ボットで解決した
- 完全自動化にこだわらず、半自動化という落とし所を選んだ
- 家族が使えるUI設計(シールによるラベル上書き)も大事
ボットの自動化トリガーに使った温湿度管理パネル、実はエアコンの操作もできます。次の記事では、このパネル単体で何ができるかを掘り下げたいと思います。